やまぼうし物語

「広島勤労者ハイキングクラブ」は、 1988年(昭和63年) 4月 23日(土)の第 1回設立総会を開いて正式に誕生しました。
30年の時を経て、時代の流れとともに価値観の多様化や高齢化が進む中、これからも進化し続ける「やまぼうし」。題して・・・


 やまぼうし未来予想図

flower ≪キーワード1 誰もがリーダーに≫

 登山・ハイキングは自然を相手にするスポーツです。安全に楽しむためには自分で身を守る術を身につけなければなりません。 やまぼうしでは誰もが自立した登山者にと、代わる代わる定例山行のリーダーを務めています。
 連れて行ってもらう登山は気楽で楽しいものです。リーダーは山行の計画から当日は、道は・・・時間は・・・休憩は・・・メンバーの状態はと大変です。 でも、後になってどんな山だったかしっかり覚えていますが、連れて行ってもらった山は記憶がすぐ薄れます。何よりも自然と力がついてゆきます。

 2013年頃から「若手の育成」として様々な取り組みが行われています。定例集会では「登山基礎講座」「山の歩き方」など学習会が開かれています。 自分自身がスキルアップして、リーダーとしても山を楽しめるように学習し経験を積んでゆきましょう。そして、やまぼうしの「メンバーシップ」(会員専用ページに掲載)も守りましょう。



flower  ≪キーワード2 高齢化≫

 日本に未曾有の高齢化社会が目前に迫っています。それは超高齢者大国という未来です。
「やまぼうし」も高齢化が進んでおり、高齢者の山での事故やトラブルの発生をどのようにして少なくするかが課題になっています。
年齢を重ねても自立したハイカーでいられるように、山筋ゴーゴー体操や独自の体力維持方法などの自己管理、「ヒヤリ・ハット」の共有など 安全登山の学習が必要です。

 一方では、30年の歴史が語っているように、「やまぼうし」を通して長年「山」で繋がってきた仲間達の あいかわらずそばにある同じ笑顔。
ザックかついで高い山に登るのが少し辛くなってきたとしても、仲間と楽しみながら繋がっていたいと思える「やまぼうし」の継続が望まれます。
例えば、サロンやまぼうし、バラエティーに富んだ山行、納涼会、史跡めぐりや散策など、誰でも参加しやすい山行、行事です。

 それにしても「やまぼうし」の先輩方はお元気です。実年齢を感じさせない若さや行動力があります。 若い世代もハイキングクラブ「やまぼうし」で、いつまでも楽しく安全な山歩きが仲間と一緒に続けられるように、お手本にさせていただきたいですね。 そのような中「みんなで創るやまぼうし」を合言葉に、いつかは必ずやってくる世代交代も視野に入れながら「やまぼうし」の未来予想図をみんなで描いてゆきましょう。

※ 最後まで読んで下さりありがとうございました。


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