2012年8月 グループ山行 
鳳凰三山
地蔵ヶ岳(2764m)・観音ヶ岳(2840.4m)・薬師ヶ岳(2780m)

                  山梨県韮崎市・南アルプス市


オベリスクを背に咲くタカネビランジ


地蔵岳から雲海に浮かぶ富士山


ホウオウシャジン、地蔵岳に咲く


ヤナギランも咲き競う

8月21日(火) ☆天気:晴れ
広島駅8:37⇒10:51名古屋11:00⇒12:52塩尻12:58⇒⇒14:32韮崎⇒(タクシー)⇒15:20青木鉱泉(泊)
8月22日(水) ☆天気:晴れ
青木鉱泉7:50→南精進ヶ滝→白糸ノ滝→12:30五色ヶ滝13:15→14:20鳳凰小屋(泊)
8月23日(木) ☆天気:晴れ
鳳凰小屋6:10→7:15賽の河原+地蔵ヶ岳(オベリスク)8:00→9:30観音ヶ岳10:10→10:40薬師ヶ岳11:05→12:20南御室小屋(泊)
8月24日(金) ☆天気:晴れ
南御室小屋6:05→7:55杖立峠8:00→9:15夜叉神峠小屋9:30→10:15夜叉神の森11:41⇒(バス)⇒12:00南アルプス温泉ロッジ13:30⇒(タクシー)⇒14:05韮崎14:41⇒塩尻⇒名古屋⇒20:42広島駅
参加者:17名 CL滝 SL宮木(一)
宮木(澄)[医療], 三重(成), 三重(典), 若木(一), 坂井, 西本, 杉山, 島田[会計], 川野 , 村田, 得本, 波平, 幾久, 若木(小), 花房
報告
 天候は晴れ、登山者は少なく、花は盛りで条件に恵まれた。お陰で全員無事に、全て予定通りの時間で行程を終えることができた。
 青木鉱泉からドンドコ沢に沿って上る。南精進ヶ滝まではいくつかの支沢を横切るのでその度に急なアップダウンがある。この滝は見ないで通過。その後は鳳凰ノ滝、白糸ノ滝、五色ヶ滝と滝の連続を上る急登が続く。メンバーの足が揃わないので、最初の休憩点から大きく二つのグループに分けて、できるだけ自分にあったペースで歩けるようにした。
 鳳凰小屋から30分程進むと森林帯から抜け出て、ザレ場になる。オベリスクが目の前に現れる。賽の河原に近くなる頃、振り向けば白く輝く雲海の上に大きな富士山がくっきりと浮かんでいた。オベリスクの途中までは大きな岩がゴロゴロと積み重なっていて登ることができた。岩の間にはタカネビランジが濃いピンクで彩っている。ホウオウシャジンも咲いている。賽の河原から観音岳はすぐ近くに見えるが、間がかなり落ちていて意外と時間がかかった。鳳凰三山の最高峰、観音岳の頂上からは南アルプスの山々の大展望である。薬師岳への道は気持ち良い尾根道である。薬師岳は頂上が広くはっきりしない。薬師小屋へ少し下って、巨岩のゴロゴロした砂払岳を越えるとあとは下りが続く。気持ちよいシラビソの森林帯を30分も歩くとやや急な下りになってすぐに南御室小屋に到着。まだお昼の時間であったがその日の行動は終り、後はのんびりと過ごした。
 最終日は夜叉神峠まで、雄大な白根三山を間近に見ながらの下りである。夜叉神小屋前のヤナギランは残念ながら全く消滅してしまっていた。夜叉神の森でソバを食べ、芦安で温泉とビール、最高の気分であった。日頃の山歩きと学習の成果で全員気持ち良く歩くことができたと思う。
                       (記 滝史郎)

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