2013年7-8月  グループ山行(ヒロシマ県連フリー登山バス)

仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳

南アルプス


駒津峰は甲斐駒ヶ岳6合目,
風雨が強く,仙水峠へ下りる。


仙水峠から摩利支天?をバックに


ガスにつつまれた仙丈ヶ岳山頂で
県北山の会のメンバーと一緒に


高谷山は静かな森の中

参加者  CL滝、SL三村、宮木、杉山、安永、坂井
報 告
7月29日(月) 芦安白雲荘からタクシーで広河原へそこからバスで北沢峠、7:30登山口出発。広河原から雨。合羽を着てゆっくり登る。2502ピーク、双児山は計画より20分〜30分おくれ。6合目駒津峰は11時着。雨、風、ガスでここから頂上へ行くかどうか判断をせまられた。頂上まで往復4時間かかるし、ガスで視界はゼロ。仙水小屋の予約到着時間には難しい等の判断で下山することにした。駒津峰で1分〜2分くらいの間で風が強く一気に体温が下がる体験をし、トムラウシの低体温症のことが頭をよぎった。風の恐怖をあじわった。仙水小屋へは3時30分予定より2時間早く13時30分に到着。夕食は4時。山小屋で刺身が出たのは驚きであった。ここは人数の制限、小屋へ入る時間の厳守などがあるのが食事をみてわかった。なかなか予約がとれないのだが、CLの一度泊まりたい小屋だったようで、北アルプスと違う山小屋を体験できた。
7月30日(火)仙水小屋5時出発。曇りのなかほぼ計画通りに仙丈ヶ岳山頂に立つことができた。ガスのため眺望は望めなかったが、山頂で県北山の会の豊原さんパーテイにあって感激。下山は馬の背ヒュッテから藪沢コースを下りる。途中、雪による登山道中止の看板があったが、もう雪はないだろうという判断で続行。しかし、雪渓は多く残っており、岩場などの悪道を滑らないよう緊張の連続で下山。10時間の歩行となり、下山口ではみんなヘトヘト状態。下山口の小屋の人からこのコースは以前から禁止になっていたのよと言われた。どおりで登山道に踏み跡がなかったのがわかった。結果は今日の登山で、今回の甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳の南アルプス山行は歩き切ったという満足感を味わうことができた。バスの中から美しい甲斐駒ヶ岳の姿を見ることができて2度目の満足感を味わう。今日の宿は桃の木温泉宿。24時間のいで湯宿で疲れを取るのに十分であった。
7月31日(水)今日は夜叉神峠、高谷山を登山。軽い行程なので、9時20分桃の木温泉宿を出発。3日目にしてやっと天候に恵まれた。夜叉神峠登山口10時25分出発、夜叉神峠11時40分、高谷山(1842m)12時25分着、夜叉神峠登山口14時10分下山。温泉付き夕食宿に15時30分到着。ここで19時までゆっくり温泉につかり、夕食をとった。今日が宮木さんの古希の誕生日だったので、ワインでお祝いをした。 今年のフリー登山は悪天候にもかかわらず、大きな事故もなく、無事予定通りの山行をすることができたことが何よりもよかった。ニュースでは中央アルプスで低体温などで死者がでたと報道されていたが、1日目の山頂断念の判断は良かったのだと改めて認識した。

(記 坂井)

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