2017年6月  定例山行

指谷山(967.2m)・指谷奥(1047.9m)

島根県飯南町/庄原市高野町


登山道への取り付きはハシゴ


ガスにつつまれたブナ林


指谷奥の山頂。三角点は道の中央


指谷山山頂で


木地屋谷展望台で


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6月25日(日) ☆天候 小雨
参加者20名  CL 滝  SL 坂井
宮木一, 宮木澄, 中島美, 長松,藤原, 合志, 反田, 松本, 原田,
三浦, 中島恵, 中島靖, 谷本, 石田, 田所, 栗栖, 井原, 新江
コースタイム
広島IC8:10⇒三次IC9:05⇒道の駅布野(トイレ)⇒森の巣10:05
⇒10:15(750m)明眼寺谷登山口10:30→(835m)尾根道出会い10:55
→1002P11:35→11:50(1047.9m)指谷奥12:35→(967.2m)指谷山13:35
→(940m)木地屋谷展望台14:05→(550m)森の巣15:05(トイレ)15:30
⇒三次IC16:40⇒広島IC17:30
報 告
 梅雨前線が四国南部にあり,広島は曇り空,バスが島根県との県境近くに来ると雨が落ちてきた。やはり山は雨模様。雨ならば傘を差しても登り降りできるホテル「もりのす」と指谷山の間を往復しようと考えていたが,小雨が降ったり止んだり程度なので,当初の計画通り県境の尾根を縦走することにした。
 舗装された林道小田線を車で上り,明眼寺谷登山口で降りて,雨具を身に着けて出発した。未舗装の林道を10分あまり行くと道の横の崖に長さ5m程のハシゴが架けられている。そこを上るとその上も急斜面。上り切ると稜線の整備された登山道に出る。ここからは指谷奥まで小さなピークをいくつも越える。この区間は尾根の両側に若いブナの林,足元にイワカガミの大群生が続く。もっともイワカガミの花の時期はとっくに過ぎていて丸い葉っぱばかりである。
 指谷奥はこの尾根ルートの最高点ではあるがピークらしくない。道の上に三角点があるだけである。「指谷奥」という標識がなければ県境の印と間違いそうである。昼の大休止をここで取る。山頂だが登山道しかないので,道の上で昼食。問題は別にあった。虫が多い。10日ほど前に下見に来たときはまったくいなかったのに,雨のせいだろう。虫にせきたてられて出発。これから先は下りが多い。道の両側のブナは大木が増え,潅木も多くなった。ところどころシロヨメナの群生が見られる長い尾根道はじゅうたんの上のような腐葉土で足も気持ちよい。
 ロープもつけられた急登を上ると指谷山山頂に着く。山頂はあまり広くはなく何とか集合写真を撮れた。10分余先に少し広い木地屋谷展望台がある。一息ついてからそちらへ向かう。ベンチとテーブルがある。展望台とは名ばかりで木々に囲まれ開けているのはほんの少し。展望台がつくられてから年月が経ち,これだけ木が成長したわけだ。 ここから先はホテル「もりのす」への下り。木地屋谷ルートとしてよく整備された道だが砂利を入れたところが多く,それまでの縦走路よりかえって歩きにくい。広葉樹の林は徐々にブナが減るが濡れた木々と薄い霧で相変わらず幻想的である。疲れた足でころばぬようにゆっくり歩いて「もりのす」へ無事下山した。
 天気は結局,12時間以上前に調べたGPVの雨量分布予測の通り,この県境付近の山間部は小雨が続いた。しかし梅雨時の林は雨に濡れて生き生きとした緑になる。滑りやすいところは少なく,縦走路を歩いて良かったと思う。

(記 滝 史郎)

歩いたコース

歩いた軌跡:緑色

距離と標高

時刻と標高

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