2015年5月  グループ山行(奈良県大峰山系)

みたらい渓谷
稲村ヶ岳(1686m)
大天井ヶ岳(1439m)

奈良県天川村

1日目 みたらい渓谷


みたらいの滝の上,哀伝橋

⇒1日目のアルバム


2日目 稲村ヶ岳


稲村ヶ岳へ向かう。大日山(大日如来)が手前立つ

⇒2日目のアルバム

累計標高差 +1092m -1178m
歩行距離  15.6 km
但し,林道部分及び大日山往復分は除く

5月19日〜21日
参加者 CL 作間 SL {花房(5/19)、滝、坂井(5/20)、杉山(5/21)}
     新江、小山、田所、原田、安永、三浦、曽田

修験道行者の宿として栄えた洞川をベースに、新緑あふれる登山道をプチ行者さん気分で歩きました。滝の音とマイナスイオン、木の根が絡む尾根道、苔むした沢道。大自然の中に小さな自分を同化させる事ができた3日間でした。(記 作間)

5/19(火) (1日目) 晴れ
 <コースタイム>
広島駅(8:00)=JR、近鉄、奈良交通=天川川合(13:14)→みたらい渓谷(13:40)→観音峰登山口(15:15)=洞川温泉宿(15:25) 洞川自然散歩(16:00?16:45) 洞川温泉 花屋徳兵衛 泊
 <報告>
みたらい渓谷は大峰山から流れる山上川から出来た巨大な岩、つり橋など、川の流れの音、鳥のさえずり、周りの新緑、先に目を向けると大杉の枝打ちされた山々に堪能した。洞川自然散歩では大峯山龍泉寺で修験道の祖、修行者が開いたと伝えられているそうだ。水篭りの行場が境内にあった。修行者の宿場所で宿の前も行者どおりと呼ぶらしい。(記 曽田)

5/20 (水) (2日目) 晴時々曇
 <コースタイム>
7:00宿=7:25清浄大橋→7:55林道終点→10:15レンゲ辻→10:55稲村小屋(昼食)11:23→12:00稲村ヶ岳12:15→12:30大日山13:00→13:20稲村小屋13:35→14:35法力峠→15:08(先着)15:30(後着)母公堂 洞川温泉泊
 <報告>
 山また山、深い谷。修験者が往還した大峰山系に足を入れる。行儀よく並び立つ杉林の美しさ、ブナ林の柔らかな新緑、道々の可憐な花などを楽しみ、稲村ヶ岳の頂上へ。天候に恵まれ360度の展望。すぐ目の前には山岳修験の聖地で女人結界の伝統を守り続ける山上ヶ岳、北は吉野へ南は熊野へ通じる大峯奥駈道の山々。この山で修業を続けた人達はどんな境地に達したのだろう?稲村ヶ岳は女人大峯と言われるのに、頂上に堂はなく展望台だけ。すぐそばの大日山に祠があった。岩が突き出たような大日山からの眺めも素晴らしく、キレットから見える景色は山水画のよう。心地よい風に包まれ風景を堪能する。下山は法力峠から先を急ぐ人のために2つに分かれる。リーダーの素早く無駄のない足運びに導かれ、あっという間に母公堂まで下りる。県外の者には知りえない山を味あわせていただき感謝。(記 新江)

5/21(木)(3日目) 曇のち晴
 昨夜は一時、雷と雨の音で、目が覚めるほどでした。六時に起床し外を見ると、道路は乾いていますが、重た〜い低い雲がかかっているみたい。今日は雨具の出番かと思いきや、宿の車で登山口まで送ってもらう頃は青空も見え、それからは気持ち良いさわやかな一日でした。
8:40 宿出発(車)→9:00五番関トンネル西口登山口(いきなりガレ場で気を付けて足を進める。私は昨日より息上がる。)
 〜9:25五番関(女人結界の鳥居ある。ここからは、わりと緩やかな登り、東側は川上村、西側は天川村との事でした。木の根がランダムに這っていて、要注意の箇所もありでした。ふと、見上げれば若葉の木立の上に真っ青な空、うっとりでした。)
 10:35〜11:15大天井ケ岳(早〜い昼食。)〜12:00五番関〜12:20登山口〜13:00過ぎ宿着(途中まで歩き、宿の車のお迎えあり)〜15:30まで、入浴、くつろぎタイム。
 15:55 洞川温泉→帰広
 大阪阿倍野橋〜のぞみの座席に落ち着くまでは、体力勝負の移動でした! 思い出に残る、楽しい、グループ山行でした。皆さんいっぱい有難うございました。(記 田所)

歩いたコース (但し,林道部分及び大日山往復分は除く)

歩いたコース


歩いた距離と標高


時刻と標高

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