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2019年5月  グループ山行

石鎚山(1982m)・筒上山(1869m)

愛媛県久万高原町

5月11(土)-12日(日) ☆天候 晴れ

 参加者20名  CL 滝 史郎 SL 川谷 伸哉、石田 明日子
宮木(一)、宮木(澄)、三村、三浦、原田、中野、林、藤原、田中、児玉、吉川、栗栖、川后、井原、松本、菅原、片山

コースタイム

5月11日石鎚山
広島駅新幹線口6:55出発⇒ロープウェイ下バス着10:30〜ロープウェイ 11:00-11:10成就駅着〜成就社11:30-11:50〜八丁12:10〜前社ヶ森(昼食)13:00-13:30〜夜明峠13:50〜二の鎖元小屋14:30-14:40〜弥山(天狗岳へ半数)15:10-15:50〜二の鎖元小屋16:10-16:20〜国民宿舎18:05着

5月12日筒上山
国民宿舎7:30出発〜土小屋7:45〜丸滝小屋8:40-8:50〜手箱越10:25-10:35〜筒上山11:00-11:30〜丸滝小屋12:55-13:10〜土小屋13:50-14:20バス出発⇒広島駅20:00着

報 告

【11日】  予想以上の好天に恵まれ、総勢20名、四国の霊峰 石鎚山へ出発。ロープ-ウェイ下でバスを下車。各自登山準備をして、下谷駅からロープ-ウェイに乗り成就駅へ。他の登山者も乗車していたが、ほぼ「やまぼうし」で満員状態。車掌さんが、「こんなに団体客で一杯になる事はめずらしい。」と言われた。ロープ-ウェイからの眺めは新緑のグラデーションが美しい。
 成就社に到着後、会員と会友の自己紹介と軽いストレッチをして登山口の神門をくぐり登山開始。最初はゆるやかな坂だが、八丁坂になると木の階段の登りが結構厳しい。道中のウグイスの鳴き声、アケボノツツジのかわいいピンク色の花やオオカメノキの白い花々がホッとさせてくれる。試しの鎖を過ぎて、前社ヶ森小屋で昼食。その間、冷やし飴を頼んだり、試しの鎖の下山道側を登る人もいて、束の間の休息となった。
 休憩後、鎖と天狗岳を目指すクループとゆっくり迂回路を行くクループと二手に分かれ、鎖のグループは、少し早く出発。夜明かし峠に入るとやっと石鎚山が目の前に開けてここからの眺めは素晴らしい。まず一の鎖を登る。思っていた以上に登れた。その後、足の痙攣が来た人や体調の悪い人が何人か出て、二の鎖を回避する人もいたが二の鎖を挑戦した人は、鎖の足の取り方や岩場の足のかけ方が結構大変でみんな何とか登り切ってみんなでハイタッチをして喜びあった。三の鎖も何だか調子に乗って登り切る。頂上の弥山は、石鎚山の鉢巻をした白装束の修行者の方々が沢山おられた。
 体力の残っている人は、リュックを下ろして天狗岳へ。岩に書かれたルートの矢印を確認しながら慎重に岩場を進み、無事、天狗岳山頂へたどり着く。記念写真を撮り、帰り道は、行く時よりも怖かった。予想以上に時間がかかり迂回路組をだいぶ待たせる事になり土小屋への出発が遅くなってしまった。弥山神社前で記念写真を撮り、修行者の吹くホラ貝の音を背中に聞きながら、土小屋目指して出発。所々に雪渓が残っている。やはり標高が高いからそれだけ寒いのだ。道沿いにアケボノツツジが所々に咲き乱れ、その美しさにみんなで声を上げたり、写真に撮ったりしながら国民宿舎に到着。入浴した後、夕食開始。ビールで乾杯して先輩の方々の話や、以前登った山の話をいろいろ聞けて楽しい時間となった。

【12日】  本日も絶好の登山日和。国民宿舎を出発して白石ロッジ横の土小屋登山口から花の山、筒上山へ。登り始めるとコケと木々に覆われた緑色の林道が広がる。コミヤマカタバミの白い花が咲いている。アケボノツツジが青空に映えて美しい。緩やかな登りだが、石畳、浮き石が多く歩きにくい。峠まではずっと上り坂が続く。
 丸滝小屋で休憩。暫く進むとクリーム色のヒカゲツツジの花が咲いていた。こんなに群生しているのは初めて見た。間もなくコルに出てここからの道は急降下となって下って行くと断崖に懸けられた鉄板の橋の連続。傾いたり、穴の開いている所もあったり、注意深く渡る。最後の鉄の階段を上り、岩の間を通り抜けると視野が一変して城壁の様な石垣が現れた。手箱越だ。白い鳥居の近くで休憩。鳥居をくぐり進むと鎖場に出る。ロープはかかっているが、以外と足場が多く、三点保持で登る。登り切ると、風景は一変して笹原の緩い登りになり視野が広がる。石槌山、瓶ヶ森の山塊を眺めながら筒上山へ到着。
 ここで昼休憩。石鎚山をバックに記念撮影をした後、下山開始。少し長いヤブを下り、分岐からは来た道を下る。時間の関係で、岩黒山は取りやめになった。土小屋登山口に着くと、みんな急いで白石ロッジの売店でお土産を購入。着替えたり、トイレを済ませて、一路広島へ。途中、運転手さんが石鎚山の絶景スポットでバスを停めてくれて、みんな車窓からカメラで撮っていた。
 バスの中は、圧勝したカープの話で盛り上がり、お土産の鬼板せんべい(西条市の限定販売らしい)を買って来てくれと頼まれた人が、どのせんべいも、割れているので、お店の人に「割れていないのはないのか?」と尋ねた所、「どうせ割って食べるのだから割る手間が省けていいでしょう。」と言われたとか。割れたせんべいを買うのを躊躇していたら、リーダーに「少々割れていても、どうにもこうにもここで買わないと」とせかす様に言われたので買ってしまった。との話に車内は大爆笑。
 今回の山で見かけた花をみんなで確認。アケボノツツジ・オオカメノキ・ヒカゲツツジ・ミヤマガマズミ・タチツボスミレ・キバナシャクナゲ・シロモジ・カタバミ・ショウジョウバカマ・エンレイソウ・マムシソウの名前が上がっていた。天気にも恵まれ、ケガなく、充実した楽しい山行となった。

(記 栗栖 朋子)

歩いたコース

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歩いたコース:1日目赤色、2日目緑色



距離と標高(1日目)



時刻と標高(1日目)




距離と標高(2日目)



時刻と標高(2日目)

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