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2020年8月  定例山行

奥三段峡沢登り

安芸太田町・北広島町

8月8日(土)〜9日(日) ☆天候 晴れ

 参加者14名  CL宮木 SL佐々木
吉川、中田、川后、植本、曽田、三浦、滝、川谷、中野、木、松尾、若木

コースタイム

8日(土) 13:30 県庁前から広島駅北、中筋をそれぞれ経由して出発⇒「道の駅 来夢とごうち」で集合⇒「聖湖キャンプ場」は、満員の為移動⇒16:00 二川(ふたごう)キャンプ場

9日(日) 8:15 朝食後キャンプ場を出発(沢登り希望の12名)⇒奥三段峡田代口 9:00 → 高巻きから遡行 → 12:30昼食 → 14:00 田代口 → 15:00 二川キャンプ場 16:00 ⇒ 広島市(各地)

報 告

 三年ぶりの「奥三段峡キャンプと沢登り」参加者総勢14名は、車5台に分乗して、出発した。
 コロナ禍でキャンプ場は大繁盛です。予定していた「聖湖キャンプ場」は、千客万来でテントを広げる余裕がなく、「二川キャンプ場」に移動した。
 キャンプ場では、テント設営班と炊事班に分かれて、さっそく作業開始。会の8人用、5人用など大型テントを協力して設営した。やまぼうしにもソロキャンプブームの兆しかモンベルやアライなどの初張りをされた方もありました。
 夕食は、焼肉パーティーで、中野バーテンダーによるカクテルサービスに大いに盛り上がりました。とっぷり暮れると、頭上に夏の大三角形の「ベガ」、南には木星と土星が輝いていました。焚火を囲んだ有志は、三次会まで、山の思い出などを語り合いました。
 翌朝は、味噌汁と多彩なお漬物にご飯で腹ごしらえです。沢登り希望の12名は、車3台を連ねて、奥三段峡田代口に向かった。
 高巻きから急坂に設置されたロープを頼りに河岸に降り立ち、沢登りの始まりです。
 途中、靴の不具合等で2名が引き返されたものの、残った10名は、岩登りのポイントまで進み、開けた点まで返して、素麺を茹でました。
 大雨・洪水の為か、石の形が変わって、段差もあって、沢登り初めての方など結構苦労されていました。また、鍋が返るハプニングもあったものの全員怪我なく田代口まで戻ることができました。

(記 佐々木英幸)



 〜有頂天のスナックマスターとそうめん流し〜

 テント設営後焼き肉が始まった。一通り焼き肉を食べ終わり、用意してきたダンボールに書いた看板「スナックなか」を掲げてカクテルコーナーを開店した。
 開店当初は「客」もまばらであったが、約20分を過ぎたごろから女性を中心とした「客」がお手並み拝見と近づいて来た。軽妙な話術とシェイカーの振りに「どこで開店していたのか?」との問いに「六本木のスナック」と答えたが、ネイティブな広島弁に嘘が露見し、もしかしたら流川方面でやっていたのか?と勝手に納得していた。そのうち記念撮影を美女から幾度もせがまれ、70有余年ついぞ来なかった「モテ期」がやっと到来して有頂天になった。
 翌朝は奥三段峡沢登りに12名で出発した。沢登りは初めての挑戦でありワクワクしながら川沿いの山道を登り、遂に川に出て膝位の水に入ったりしながら水中を歩いた。すると途中胸位の水深や岩場をよじ登ったりすることになった。
 沢登りはスリル満点の遊びで、もっと若くしてこの醍醐味を体験していたら、きっと虜になっていただろう。
 昼食タイムとなり、左岸(河川を上流から下流に向かって右側を右岸、左を左岸)岩場の上で「そうめん」をすることとなった。そうめんを茹でる鍋は2個で茹で上がったその内の1個を持ち上げ岩場から川面に向け数歩歩いた際、足が岩に引っ掛かりつんのめった、態勢を直そうと懸命にこらえた。しかし45度を超えた態勢は元には戻らなかった。岩場の斜面を勢いよく流れるそうめん!まさしく誰かが叫んだ「そうめん流し!」幸いにしてケガは誰もなかった。
 みんな懸命にそうめんをすくってくれた。しかし岩場にしがみつくそうめんは中々回収にてこずった。茹でたもう一つの鍋が無傷であったので助かった。
 メンバーの、ことさら「そうめん流し」のことに触れない優しさと気遣いが嬉しかった。それゆえに今回のことは事情を知らない人にも自ら伝えた。
 前夜の有頂天から奈落の底に転落した。「そうめん流し」の原因は年齢がなせる業であろうか。これからは、そんな時には無理せず若い人に頼むこととしようと思った。
 帰宅して朝起きると全身が筋肉痛で、矢張り沢登りはハードであったが楽しく、また挑戦したい。リーダーを始め参加者に感謝・感謝!

(記 中野 正之)



 〜初めての沢登り〜

 関心はあったものの、去年は見送り、今年チャレンジでした。実際に川に入り、初めは前の人の後を恐る恐るついて歩いていましたが、徐々に川の流れ、石の具合を見て、こっちの方を歩いてみようかと自分でルートを見つけて歩けるようになると楽しく、スリリングでした。深い所は何十年ぶりに泳いで気持ち良かった。お昼ご飯のそうめんはハプニングがあったものの美味しく、準備して頂いた方に感謝です。
 川の中から見る岩、川の流れ、緑の木々はなんとも言えない爽やかな景色でコロナも暑さも忘れさせてくれました。ちょっとハマりそうな予感の沢登りでした。

(記 川后 敦美)




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