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2022年4月  定例山行

虎ケ岳(トラガダケ:414m)〜烏帽子岳(エボシダケ:412.4m)

山口県周南市・光市

4月17日(日) ☆天候 曇り〜晴れ

参加者22名  CL宮木(一) SL中野
若木、栗栖、井原、川谷、小池、原田、宮木(澄)、中島(美)、高木、吉川、三浦、松本、杉山、得本、中島(恵)、中島(靖)、石田、滝、越智、井丸

コースタイム

マイクロ下車(殿山)9:25〜渓月院(曹洞宗)登山口9:42〜10:04鬼武(三角点)10:10〜10:29岩岳10:35〜11:21虎ヶ岳11:39〜12:01烏帽子岳(昼食)13:01〜13:22虎ヶ岳13:37〜14:14常安寺(曹洞宗)下山着

報 告

 今年の気候は、季節外れの夏日であったり冬に逆戻りするなど、これも温暖化の影響か、適応する体力が忙しい。当日の朝は肌寒く始まったが、時間を追うごとに温かさを取り戻し、春の名残を留めた風がそよいで、絶好の山行日和となった。
 新年度初のマイクロバス山行である。総勢22名で補助席を使わずに満席となった。
 今年の干支は「寅」であり、干支にちなんで「虎ヶ岳」山行となった。
 3月23日の中国新聞の広場欄に「5山攻略カープ重ね」と題して、高齢の男性がセリーグ5球団の「寅・竜・燕・鯨・巨人」の5座を制覇したので今年のカープは「優勝じゃ」と記していた中に、この「虎ヶ岳」が入っていた。宮木CLからSLをどなたかして頂きたいと言われたとき、創設期からのカープファンである私は、これを名乗らなければフアンを捨てることになると思い、SLを志願した。
 マイクロから降り門前橋を渡り、渓月院に至る山道には「不許葷酒入山門」(くんしゅ)と書かれている戒壇石という石の柱が建つ。(意味:くさい匂いのする野菜「にら、にんにく、ねぎ、生臭い肉や魚」と酒は、修行の妨げになるので、寺の中に持ち込んではならない、という意)
 渓月院からの登山道は私が先導を務めるが、虎ヶ岳への道はいきなりの急登で、「虎」もなかなかの抵抗を示したため、息が切れぬように歩を進めた。結果的にそれがよく、山行仲間から「いい調子よ」とお褒めの言葉を頂くことになった。鬼武を経て鉄塔を通過して休憩を入れながら登ると、結局1時間40分で、難敵の「虎」である阪神タイガースを攻め落とした。
 続く烏帽子岳へは新緑と木漏れ日の中を、山歩きを楽しみながら一部急登が現れたが難なくこれをかわして約20分で到達した。頂上からの眺望は国東半島や四国の佐田岬を望むことが出来たが、薄く霞がかかりそれより先は見られなかった。
 頂上には幾つもの椅子があり、春の日差しを受けながら昼食をとる者や、頂上の下の木立の中にあるテーブルとイスを利用して昼食をとる者とに分かれた。 丁度その時に、テーブルやイスを作った地元の人に居合わせ、記念撮影のシャッターをお願いした。
 ピストンで、虎ヶ岳に至り、そこでも居合わせた女性の方に記念撮影のシャッターをお願いした。
 ここからは下りで、私の得意とするところと進んでいたら、「こっちよ、こっちよ」と止められ、見ると常安寺への分岐に気付かずにいた。「調子が良い時ほど落とし穴が待っている」とは、我が人生において何度経験したことだろうか。
 常安寺への下りは、急こう配が続き気を許すことは出来ない。杉樹林帯を通り隠し田跡の標識を抜け、観音滝の所にある休憩広場を過ぎ、竹林を下ると常安寺へと至るのだが、その直前に朽木が下山道を遮っていた。だがそこは、なんとか潜り抜けて参加者全員無事にゴールすることが出来た。
 つたないSLであったが、CLの宮木会長を始め参加者全員の協力に感謝しつつ、難敵の「虎」を攻略できたことに最大の喜びを得た。
 ちなみに、帰りのマイクロバスで確認すると、カープ先発の森下が「竜」(中日ドラゴンズ)に打ち込まれ8点取られていた。次は竜ヶ岳を征服したい。

(記 中野)


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