8月6〜9日(火〜金)
[参加者] 4名
三浦、吉川、長松、栗栖
三浦、吉川、長松、栗栖
コースタイム
【8月6日(火)】 曇りのち雨
広島駅6:20⇒新大阪⇒敦賀⇒糸魚川⇒蓮華温泉14:30⇒14:40白馬岳蓮華温泉ロッジ(泊)
広島駅6:20⇒新大阪⇒敦賀⇒糸魚川⇒蓮華温泉14:30⇒14:40白馬岳蓮華温泉ロッジ(泊)
【8月7日(水)】 曇り
白馬岳蓮華温泉ロッジ4:15〜天狗の庭〜白馬大池8:51〜小蓮華山〜三国境〜白馬岳14:10〜 白馬山荘14:47〜15;09白馬岳頂上宿舎(泊)
白馬岳蓮華温泉ロッジ4:15〜天狗の庭〜白馬大池8:51〜小蓮華山〜三国境〜白馬岳14:10〜 白馬山荘14:47〜15;09白馬岳頂上宿舎(泊)
【8月8日(木)】 晴れ
白馬岳頂上宿舎6:59〜丸山〜杓子岳8:42〜鑓ヶ岳10:38〜14:49白馬鑓温泉小屋(泊)
白馬岳頂上宿舎6:59〜丸山〜杓子岳8:42〜鑓ヶ岳10:38〜14:49白馬鑓温泉小屋(泊)
【8月9日(金)】 晴れ
白馬鑓温泉小屋6:22〜杓子沢/双子岩〜11:30猿倉荘12:37⇒13:04白馬(白馬八方温泉)15:16⇒ 松本16:54⇒名古屋⇒21:46広島駅
白馬鑓温泉小屋6:22〜杓子沢/双子岩〜11:30猿倉荘12:37⇒13:04白馬(白馬八方温泉)15:16⇒ 松本16:54⇒名古屋⇒21:46広島駅
報告(感想1)
(1日目)
8/6広島駅を早朝6:20発のひかりに乗車して3泊4日の白馬三山の山旅が始まった。 今回の山旅は自立した山行がしたいとの思いから少しずつ計画を練って今回実現の運びとなった。 山陽新幹線、サンダーバード、北陸新幹線を乗り継ぎ糸魚川駅に着く。7分間の短い乗り換え時間のためダッシュで蓮華温泉行きのバスに無事乗車。
白馬岳蓮華温泉ロッジに着いた時は雨が降リ始めていた。 小屋に着いてさっそく雲上の野天風呂に入るため用意しておいた水着に着替えてロッジ裏手の登山道を傘をさしながら登り、 4つある野天風呂の中の一番高い所にある薬師湯へ。薬師湯は札を掛けておくと女性優先になる。 あいにく雨足が強くなり残念ながら景色を眺める事は出来なかったが私たち4人だけで入る秘湯は格別な気持ち良さだった。
(2日目)
早朝出発のため朝弁当にして貰い4:15に出発。今回の計画の中で一番長い行程になる。
白馬岳蓮華温泉ロッジの建物の裏にある登山口から、途中までは野天風呂を巡る周回路と同じ道を歩き野天風呂の周回路と分かれて右手へ進む。 小さな沢を越えるとジグザグの登りが始まる。昨晩降った雨は何とか上がるが、登山道は道幅が狭く木の根っこが濡れているし、 かなりの急登で滑らないように用心しながら歩く。途中出会う花々に足を止めて写真をとったり、眺めたり、なかなか先へ進めない。 蓮華の森を抜けると不意に樹林が開け天狗の庭に到着。白馬大池までコースタイムにして半分ぐらいの場所。
天狗ノ庭を過ぎると、周囲はふたたび樹林帯へ入り白馬大池直下まで続きひたすら歩く。樹林帯が終わると、前方の視界が大きく開け白馬大池到着。 周囲のコマクサ、チングルマの群生が美しい。休憩を取りゆるやかな登山道を進む。最初のピーク・船越ノ頭から小蓮華山へのなだらかな稜線を登り返す。 途中、いきなり雷鳥が目の前に現る。至近距離でみんな思わすカメラのシャッターを切る。 ガレ場の歩きにくい登山道を進み、シンボルマークの剣や三角点が設置された小蓮華山山頂到着。ここで疲れが最高潮。 長めの休憩を取り再び斜面を登り返しながら三国境に到着。雪倉岳からのルートが合流するため長野・新潟・富山県の3県の境であることからついた地名らしい。
稜線を進むと、前方に黒い岩肌のピークが見えて来たが、残念ながら白馬岳山頂ではなかった。がっかりしながらただひたすら歩く。 山頂に設置された展望案内板や標識が見えて来たときは嬉しかった。白馬岳山頂からの景色はガスっていて残念ながら望めなかった。
広島弁丸出しで話していると広島弁が可愛いと声を掛けられ、その女性に記念写真を撮って貰った。 女性は亡くなられたお父様のカメラを持参されていて小さい頃良く山に連れて来て貰い、今回形見のカメラも一緒に連れてきたと話された。 白馬山荘を通り抜け、村営白馬頂上宿舎に到着。とにかく良く歩いた。山頂付近のウルップ草は咲き終わっていた。
(3日目)
今日は、ゆっくりの出発なので、朝食をしっかり取る事が出来た。山荘の食事はバイキングになっており、食べられる分だけ取るスタイルなので無駄がなく良いと思った。 天気は快晴。白馬鑓温泉小屋に向けて気持ちが高鳴るが、白馬鑓温泉小屋までに2カ所の鎖場がある。 どの程度の危険度かわからないが改めて慎重に行動して注意する事をみんなで確認する。まず杓子岳をめざして出発。 石が多い道で、滑らないように慎重にゆっくり下りながら、稜線に入る。途中の絶景に写真タイム。槍ヶ岳などの北アルプスの山並みが望める。 軽いアップダウンを繰り返しながら、杓子岳に到着。細かく石で出来た斜面を滑らないように気をつけて下る。白馬鑓ヶ岳から稜線を下る。 降りていくと、鑓温泉へ行く道と唐松岳に行く分岐点。途中、パトロール中の山岳救助員の方とすれ違う。 「この先に熊の糞があったので気を付けてください」と言われ少し緊張。お花畑が広がる大出原に到着。大出原から。 暫く歩き進めると「この先鎖場事故多発ストックをしまって両手をあけて!」の看板現る。ストックをしまい気持ちを整えて行く。 ここか〜鎖場登場!ここの岩は大勢の登山者が通るためか岩が磨かれツルツル。また岩場の途中に水の流れがいくつもあるため、とにかく滑る。 慎重にゆっくり鎖をにぎりしめてみんな鎖場をクリア。鑓温泉小屋が見えて来てほっとする。雨に会わず良かった。 小屋に到着してさっそく水着に着替えて女湯専用風呂に入る。湯加減も良く体中の疲れがとれる。夕食の時、宮崎日向灘沖の地震のニュースが流れる。 震度が高く心配だ。食事を終えて再度水着に着替えて露天風呂に入り、夜空の星を眺める。2つの山小屋の露天風呂に入る目的達成。
(4日目)
いよいよ最終日。小屋からご来光を眺めてから猿倉を12:37分発のバスに間に合わせるため少し早く小屋を出発。 脇に流れ落ちる川は、温泉水でとても熱い湯が流れている。予想に反してごろごろ石の登山道で歩きにくい。途中、振り返り鑓温泉小屋と別れを惜しむ。 雪渓は溶けているが杓子沢に架かる橋を何カ所か渡る。歩きにくいのと、お花に気を取られピッチがなかなか上がらない。ようやく小日向のコルに到着。 バスに間に合いそうで少し安心。何とか鑓温泉登山口の分岐に到着。暫く歩くと猿倉荘に無事に到着。小屋は以前より綺麗になっていた。
長い行程で苦しかったが、お天気に恵まれ、雷鳥にも会えてお花畑と温泉を堪能して、4人が協力しながら事故なく行程を完登出来たことに感謝です。 苦しさを忘れて今度は何処の山にアタックしようかと話しているメンバーでした。
8/6広島駅を早朝6:20発のひかりに乗車して3泊4日の白馬三山の山旅が始まった。 今回の山旅は自立した山行がしたいとの思いから少しずつ計画を練って今回実現の運びとなった。 山陽新幹線、サンダーバード、北陸新幹線を乗り継ぎ糸魚川駅に着く。7分間の短い乗り換え時間のためダッシュで蓮華温泉行きのバスに無事乗車。
白馬岳蓮華温泉ロッジに着いた時は雨が降リ始めていた。 小屋に着いてさっそく雲上の野天風呂に入るため用意しておいた水着に着替えてロッジ裏手の登山道を傘をさしながら登り、 4つある野天風呂の中の一番高い所にある薬師湯へ。薬師湯は札を掛けておくと女性優先になる。 あいにく雨足が強くなり残念ながら景色を眺める事は出来なかったが私たち4人だけで入る秘湯は格別な気持ち良さだった。
(2日目)
早朝出発のため朝弁当にして貰い4:15に出発。今回の計画の中で一番長い行程になる。
白馬岳蓮華温泉ロッジの建物の裏にある登山口から、途中までは野天風呂を巡る周回路と同じ道を歩き野天風呂の周回路と分かれて右手へ進む。 小さな沢を越えるとジグザグの登りが始まる。昨晩降った雨は何とか上がるが、登山道は道幅が狭く木の根っこが濡れているし、 かなりの急登で滑らないように用心しながら歩く。途中出会う花々に足を止めて写真をとったり、眺めたり、なかなか先へ進めない。 蓮華の森を抜けると不意に樹林が開け天狗の庭に到着。白馬大池までコースタイムにして半分ぐらいの場所。
天狗ノ庭を過ぎると、周囲はふたたび樹林帯へ入り白馬大池直下まで続きひたすら歩く。樹林帯が終わると、前方の視界が大きく開け白馬大池到着。 周囲のコマクサ、チングルマの群生が美しい。休憩を取りゆるやかな登山道を進む。最初のピーク・船越ノ頭から小蓮華山へのなだらかな稜線を登り返す。 途中、いきなり雷鳥が目の前に現る。至近距離でみんな思わすカメラのシャッターを切る。 ガレ場の歩きにくい登山道を進み、シンボルマークの剣や三角点が設置された小蓮華山山頂到着。ここで疲れが最高潮。 長めの休憩を取り再び斜面を登り返しながら三国境に到着。雪倉岳からのルートが合流するため長野・新潟・富山県の3県の境であることからついた地名らしい。
稜線を進むと、前方に黒い岩肌のピークが見えて来たが、残念ながら白馬岳山頂ではなかった。がっかりしながらただひたすら歩く。 山頂に設置された展望案内板や標識が見えて来たときは嬉しかった。白馬岳山頂からの景色はガスっていて残念ながら望めなかった。
広島弁丸出しで話していると広島弁が可愛いと声を掛けられ、その女性に記念写真を撮って貰った。 女性は亡くなられたお父様のカメラを持参されていて小さい頃良く山に連れて来て貰い、今回形見のカメラも一緒に連れてきたと話された。 白馬山荘を通り抜け、村営白馬頂上宿舎に到着。とにかく良く歩いた。山頂付近のウルップ草は咲き終わっていた。
(3日目)
今日は、ゆっくりの出発なので、朝食をしっかり取る事が出来た。山荘の食事はバイキングになっており、食べられる分だけ取るスタイルなので無駄がなく良いと思った。 天気は快晴。白馬鑓温泉小屋に向けて気持ちが高鳴るが、白馬鑓温泉小屋までに2カ所の鎖場がある。 どの程度の危険度かわからないが改めて慎重に行動して注意する事をみんなで確認する。まず杓子岳をめざして出発。 石が多い道で、滑らないように慎重にゆっくり下りながら、稜線に入る。途中の絶景に写真タイム。槍ヶ岳などの北アルプスの山並みが望める。 軽いアップダウンを繰り返しながら、杓子岳に到着。細かく石で出来た斜面を滑らないように気をつけて下る。白馬鑓ヶ岳から稜線を下る。 降りていくと、鑓温泉へ行く道と唐松岳に行く分岐点。途中、パトロール中の山岳救助員の方とすれ違う。 「この先に熊の糞があったので気を付けてください」と言われ少し緊張。お花畑が広がる大出原に到着。大出原から。 暫く歩き進めると「この先鎖場事故多発ストックをしまって両手をあけて!」の看板現る。ストックをしまい気持ちを整えて行く。 ここか〜鎖場登場!ここの岩は大勢の登山者が通るためか岩が磨かれツルツル。また岩場の途中に水の流れがいくつもあるため、とにかく滑る。 慎重にゆっくり鎖をにぎりしめてみんな鎖場をクリア。鑓温泉小屋が見えて来てほっとする。雨に会わず良かった。 小屋に到着してさっそく水着に着替えて女湯専用風呂に入る。湯加減も良く体中の疲れがとれる。夕食の時、宮崎日向灘沖の地震のニュースが流れる。 震度が高く心配だ。食事を終えて再度水着に着替えて露天風呂に入り、夜空の星を眺める。2つの山小屋の露天風呂に入る目的達成。
(4日目)
いよいよ最終日。小屋からご来光を眺めてから猿倉を12:37分発のバスに間に合わせるため少し早く小屋を出発。 脇に流れ落ちる川は、温泉水でとても熱い湯が流れている。予想に反してごろごろ石の登山道で歩きにくい。途中、振り返り鑓温泉小屋と別れを惜しむ。 雪渓は溶けているが杓子沢に架かる橋を何カ所か渡る。歩きにくいのと、お花に気を取られピッチがなかなか上がらない。ようやく小日向のコルに到着。 バスに間に合いそうで少し安心。何とか鑓温泉登山口の分岐に到着。暫く歩くと猿倉荘に無事に到着。小屋は以前より綺麗になっていた。
長い行程で苦しかったが、お天気に恵まれ、雷鳥にも会えてお花畑と温泉を堪能して、4人が協力しながら事故なく行程を完登出来たことに感謝です。 苦しさを忘れて今度は何処の山にアタックしようかと話しているメンバーでした。
(記 栗栖)
報告(感想2)
初めてのアルプス山行、広島駅からすでに緊張と楽しみとが入り混じっていました。
初日宿泊地の蓮華温泉ロッジに着いた時小雨が降っており、明日も雨かなあと心配しながら露天風呂を初体験。 ガスって景色は見えなかったもののとても気持ち良かったです。翌朝4時雨は止んでいましたが、天気予報では雨は90%、暗い中雨を覚悟しての出発。 それが明るくなって暫くするとガスがとれて晴れ間が、アルプスの山が見えた時には一気に来て良かった!と嬉しくなりました。 その後もお天気は良く有り難い思いで一杯でした。可愛い花々に、雄大な山々。雷鳥もすぐ側までやってきて見ることができたのです。 最長の初日白馬岳山頂に着いた時の喜びは最高のものでした。山小屋に3泊こちらも初体験、食事も美味しく、思っていたより宿泊者も少なかったのもあって快適でした。
お花の名前を色々教えてもらいながら楽しいことばかりと言いたいところですが、やはりもう少し常々山行に参加して筋力をつけておくことの大切さも実感しました。 その点では気遣ってくださったメンバーの人達に感謝しかありません。ありがとうございました。
人生最後の思い出にと思っていたアルプスですが、今はできれば来年も努力してまた挑戦できたらと思っています。
初日宿泊地の蓮華温泉ロッジに着いた時小雨が降っており、明日も雨かなあと心配しながら露天風呂を初体験。 ガスって景色は見えなかったもののとても気持ち良かったです。翌朝4時雨は止んでいましたが、天気予報では雨は90%、暗い中雨を覚悟しての出発。 それが明るくなって暫くするとガスがとれて晴れ間が、アルプスの山が見えた時には一気に来て良かった!と嬉しくなりました。 その後もお天気は良く有り難い思いで一杯でした。可愛い花々に、雄大な山々。雷鳥もすぐ側までやってきて見ることができたのです。 最長の初日白馬岳山頂に着いた時の喜びは最高のものでした。山小屋に3泊こちらも初体験、食事も美味しく、思っていたより宿泊者も少なかったのもあって快適でした。
お花の名前を色々教えてもらいながら楽しいことばかりと言いたいところですが、やはりもう少し常々山行に参加して筋力をつけておくことの大切さも実感しました。 その点では気遣ってくださったメンバーの人達に感謝しかありません。ありがとうございました。
人生最後の思い出にと思っていたアルプスですが、今はできれば来年も努力してまた挑戦できたらと思っています。
(記 長松)